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三人は王都の城壁の外へ。
近くに来ると城壁は上が見えないほど高い。そしてその一部が鉄の観音開きの扉になっている。
「相変わらずデカいねー。」
「ここへ、天使の一人が俺たちを迎えに来るらしい。」
「ガル、あんたこの依頼、大丈夫なの?ただのイタズラじゃないの?」
バネッサは文句が止まらない様だ。
「…。」
キリュウは城壁を見て左右を確認する。
「キリュウ、どうした?」
「…いや。悪魔の気配が。薄いがしている。」
キリュウの目が右へ左へ。それを聞いてガルも神経を集中させる。キリュウも神経を高ぶらせている。
いつもの世の中に黒いモヤが。キリュウとガルとバネッサの所からから。そして王都の中かどこからからもそれを感じる。
「…近々か。」
キリュウは呟いた。
そうしていると、観音開きの扉が開いた。そこからは甲冑の戦士がゾロゾロと出てくる。その奥に金髪の髭を生やしたおじさん、アルケーの姿が。
「良くぞ来た、デビルズハンター諸君。汚らわしいオーラを感じていたのでまさかと思ったが来ていたんだな。」
挑発的な言葉でアルケーはデビルズハンターを迎えた。
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