6人が本棚に入れています
本棚に追加
「はぁ?あんたらが依頼したんでしょ?なーに汚らわしいって!」
バネッサに杖を向けて反論するアルケー。
「我々は天使だ。文字通り天に選ばれた使いなんだよ。いわば、選ばれた者だ。
庶民とは違う。
まして、"咎の力"なんて誰でも持つ悪魔へ心を売った者だ。そんな者とは違うのだよ。」
アルケーの見下した態度にバネッサは怒り心頭。目を釣り上げて歯ぎしりを立てている。
「よせ、バネッサ。ここで争う必要は無い。」
キリュウが前に出てバネッサを止める。
「あんたはなんでそんな冷静なのよ!」
キリュウはバネッサに答える事無くアルケーに尋ねる。
「今回の依頼はあんたら四人の天使の保護と聞いてるが、ここには最高位天使のラファが居るはずだが、何故アルケー、他三名の天使の保護何だ?」
「んん!?」
キリュウの質問にアルケーは一方たじろぐ。
「おほん!ラファ様まで行かせぬ様に我々天使が仕えるのだ。それでお前たちは念の為だ!良いか!?」
焦るアルケーをキリュウは呆れた目で見ていた。
「まぁ、いいや。俺は悪魔を狩る事が出来ればそれで。」
「うむ、あまり難しい事は考えるな!さぁ、兵士たちと共に着いてこい!」
アルケーに案内されて三人のハンターは王都の中に。
最初のコメントを投稿しよう!