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「!?…ガガッ?お前、悪魔の力!」
「だな。」
キリュウは悪魔の爪を上に弾く、そのまま悪魔に切りかかる。黒い剣が悪魔の胸を切ると、そこから悪魔の身体は黒い煙となっていく。
「ガガッ、まずい!」
悪魔は翼を広げて後ろへ飛び去る。しかしキリュウは地面を蹴って飛び上がる、そして悪魔を今度は上から真っ二つに斬り裂いた。
「ガ…ガ…。」
悪魔の身体は右と左へ真っ二つ分かれ、煙となった。
キリュウは地面に着地すると、ふぅと息を吐いた。そして剣は黒い羽根となりキリュウの中に。
「ぬあああ!良くぞ、良くぞわしを守ったな、デビルズハンター、お主を高く評価しよう!」
アルケーは走ってきてキリュウの両手を掴んで激しく上下させる。
「あぁ、どうも。」
《なんか面倒くさい、おっさんだなぁ。》
キリュウが面倒くさそうにしてる頃、バネッサ、ガル、もそれぞれの所へ出た悪魔を退治していた。
「!?」
キリュウはアルケーの手を払い振り返る。
残っていた悪魔のモヤ。
そこにどこか遠くの空から別の黒い一本針の様な物が伸びてきてモヤを刺す。
「あれは?」
モヤは黒い針に吸い込まれて消えていく。
それはガルとバネッサの所でも同じ様に退治された悪魔のモヤが黒い針に吸われていた。
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