6人が本棚に入れています
本棚に追加
「…え?」
青年の目の前で真っ二つになり、黒い霧と靄となり消えた悪魔。そして一人の別の男性が立っていた。
「…ええ?貴方は?」
「悪魔を狩ってる者さ。」
彼の手には錆びて血塗られたかの様に黒く、赤く、それらの色が混ざり淀んだ色の剣が握られていた。
その剣は彼の手の中で小さくなり、最終的には黒い羽根となり、彼の身体の中へ消えていく。
「…貴方は…天使?」
「…まさか…、俺にあるのは
"咎の力"。つまりは"悪魔の力"さ。」
最初のコメントを投稿しよう!