咎人(プロローグ)

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「…え?」 青年の目の前で真っ二つになり、黒い霧と靄となり消えた悪魔。そして一人の別の男性が立っていた。 「…ええ?貴方は?」 「悪魔を狩ってる者さ。」 彼の手には錆びて血塗られたかの様に黒く、赤く、それらの色が混ざり淀んだ色の剣が握られていた。 その剣は彼の手の中で小さくなり、最終的には黒い羽根となり、彼の身体の中へ消えていく。 「…貴方は…天使?」 「…まさか…、俺にあるのは "咎の力"。つまりは"悪魔の力"さ。」
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