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そんな問いかけに背後を振り返ると、彼の指がショーツにかかっていた。
「でもそうか。トイレ行くとき、ベルト外すのいちいち大変だもんな」
一人で答えを出して、納得している。快楽に回らない頭でぼんやりと彼を眺めていたら、にっこりと微笑まれた。
「腰、上げて」
上げたら次にされることは分かっている。期待に息を呑み込んで、そっと膝を折ってお尻を上げた。
「うん。いい眺めだ」
満足そうな声が聞こえ、ショーツが下ろされる。ガーターベルトにストッキングだけの下半身が晒された。
「とても綺麗で、やらしいお尻」
その声だけで、とろりと蜜が溢れる感触がした。ふっと、息がお尻にかかり、やわやわと唇で肌をなぞられる。時々気まぐれに吸われ、軽く歯をあてられ、その度に体がビクつき嬌声が漏れる。
「あっ、あんっ」
蜜をたらし、侵入を待つように腟口がひくついてゆく。その先にある敏感な突起はじんじんと疼き、直接的な刺激を与えられるのを待っていた。
「腰が、動いている」
「……お願い。触って」
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