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イオと同様に止めようとしたガットだったが、先手を取られイザから黙るよう訴える視線をもらった。
だがイザに睨まれたところでガットが怯えるわけもなく、そのままイザと同じように立ち上がる
「イザも駄目だよ。言わなくたってわかるでしょ?」
諭すようなガットにイザは即座の反論もなかったが、かといって座ろうともしない。
「あんたの言いたい事は分かるがこうやって一緒に進んでても仕方ないだろ。だったらここを拠点にでもして手分けしようぜ。」
持っていた棒を地面に突き立て、イオの示した方向とは別の方へ向き直った。
「やめろよっ。それでイザに何かあったらどうすんだっ。」
イオが叫ぶもイザの足は前に踏み出し、ガットが彼の腕を掴んで強引に止める。
しかしその掴んだ手は振り払われ、一瞬緊張が周囲を覆う。
「今は怒ってないが、それ以上止めるんなら俺は怒るぞ。そんなに遠くに行くつもりはないから安心しろよ。」
ガットが止めるのを躊躇っている間に、イザは早足でその場から遠ざかって行った。
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