140字小説

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140字小説

三年前 「三年間で作りたい最高の思い出は?」 「三年間って何?高校卒業までってこと?」 笑って彼の質問を適当に流す私。 今日見つかった彼の遺書には、 『残りの三年間でしたいことは彼女を笑顔にすること。どうしたら君に素敵な思い出を残せるんだろう』 日常の些細な言葉の大切さを私は知らなかった。
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