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しばらくして娘は屋敷にやって来た。
「…遅くなりました……」
「今宵も逃げずに来たな。本当に、いつもより遅いようだが?」
悲しげな娘を見て、悪魔はほくそ笑む。
(俺を追い掛けて見失ったな?なぜ追ってこようとしたか知らないが、そう簡単にバレるものか)
「何かあったか、ずいぶん表情が暗いな。まあいい」
何食わぬ顔で今宵も娘の身体を奪う。
しかし娘はいつもよりも必死だった。
「っ…お願いです…!あなたと会っていること、誰にも言わないで下さいっ……!!」
「なんだ、誰か知られたくない奴がいるのか?ま、自分の願いのために悪魔に身体を好きにさせているなんて、誰にも知られたくないよなあ?」
「っ…!!」
娘は泣きそうになるのを必死に堪えている様子で、目に涙を溜め顔を背ける。
(そうか…知られたくない、か…これは使えるな…)
「くくっ…ならもっと泣け、楽しませろっ!!」
娘は後ろ手に縛り上げられたまま悪魔の上に座らされ、繋がったまま腰を揺さぶられる。
(これはいい!もっと傷つけ、泣かせてみたい…!!)
悪魔は今宵も、自らが果てるまで娘を堪能した。
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