その時に見えたもの
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その時に見えたもの
激しい雨が午後まで残って、あっけなく止んだ。あとは夏の陽だった。 真夏日のような熱射は四半日のものだったが、ひと足早い夏の夕を見せた。 明日にはまた雨がもどる。火の国では多くの犠牲者がでた。
だというのに、その時にあったのは透明に洗われた大気と、夏の夕にかき立てられる切なく物憂い気持ちだけだった。 (2020.07.08)
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