タクシー運転手の夜話

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 その女を見た後、俺とお客さんは逃げるようにその部屋から飛び出したんだ。  「おい!あの女は何なんだよ!!こえーよ」 「とりあえずフロントの宿主にあの部屋の事で何か隠し事がないかとっちめてやる!!」 俺は興奮しすぎて頭に血が上りながら、非常階段を急いで降りるとフロントの婆さんの所へと向かったんだよ。やっぱりあの部屋には何かあるんだと思ってな。天井の札に、畳の染み、そしてあの女・・
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