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チャイムが鳴ったと同時にままが私に合図の手をサインする。 「開けてくれへん?」 少し若い男の声だ。 「いやーだ、今髭そってるのよぉ。横山の兄さんねぇん。ちょっとおまたー、!。」 後ろでママのすっとんきょうな声と男の声を会話を聞き、開けた音が聞こえた。今だ。 カランカラン。 外に出て左手に、店を発見。 店に入ったがおじいちゃんが迎えてくれた。 「いらっしゃい。ちょっと待っててな。」 奥に通された。 長細い店の中に奥に入るとクリーニングのシャツ等があった。預かっているものかな? 物々しい、何だか急に緊張感が走った。 うちだけの案件ではないかもしれない。少し手が震えてる。 おじいちゃんは、携帯と新聞を握りしめてたのを新聞だけ開いてこういった。 「感づきはじめている。今は、そっとしておきなさい。」
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