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タイムカードを押して仕事が始まる。昔は、一枚の着物だったのに、最近では、セパレートタイプだ。今日ここに居るのは、お茶の先生に頼まれたのがきっかけであった。
お茶や、生け花には流派というのがあるらしい。敷居の高い生まれながらというしがらみはないので、どっちゃでもいいというのが印象だが、お付き合いもあるみたいで、しぶしぶママの友達に今のレストランを紹介して頂いた。
三階建てのビルで、一階は、和菓子とお茶のテナントで、二階から三階が和食レストランである。
「失礼します」
お客様がお待ち頂いている控室は、懐石をする前の茶室のような控え室があり、こちらでお待ち頂く。
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