メリーゴーランド

星空の下グランピング
カウチソファーは二人がけ
お前の肩をそっと抱き
ワザと星座の名前を間違えて笑う俺に
お前は身体を持たれかけて
知ってるくせにと見透かした

闇に浮かぶオレンジの灯り
静かな夜は二人の時間をゆっくりと包む
愛の時間はメリーゴーランド
終着点の無い永遠の輪舞

たわいもない話を積み重ねながら
この二人きりの世界を味わいたい

熱いコーヒーの白い湯気が
二人が持つステンレスのカップから旅立つ
照れた顔を見合わせながら
眠気を誘う様なリズムで奏でる
愛を含ませた言葉は耳元で

闇にひそやかに浮かぶ温かな城
森と湖は二人の時間をゆっくりと育む
愛の時間はメリーゴーランド
終着点の無い永遠の輪舞

今夜はずっと喜びや夢を語り続け
この二人きりの世界をかみしめたい