Ⅰ
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Ⅰ
高い木々に囲まれた薄暗い森を真っ直ぐ進む。ひやりと冷たく、湿った空気が身体を撫でた。 いくら進んでも目的の場所に辿り着かない焦りと恐怖。 私の足は次第に速度を落とし、やがて、止まった。 私が入ってはいけない森へと足を踏み込んだ理由は、願いを叶えてくれる魔法使いに会うためだった。
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