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何よりも、そんなやり方でMRを続けるのは多方面に失礼だ。今までなんのコネもなく27歳でMRを退職した人にも、患者さんやお医者さんや薬剤師さんたちにも。
目の前のこいつはそんなこともわからないのか?
僕は無理やり孝志の腕を掴んで、面前で言ってやった。
「最低な男」
固まった孝司の後ろをするりと抜け、僕は今来た廊下を戻る。
「俺の力が必要だろ!?」
後ろから聞こえてきた声に。
「もういらなくなった!今までお世話になりました!」
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