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略歴②:報酬と引き換えに殺害を請け負う暗殺者
1.消息を絶ってから間もなく、近隣諸国の裏社会で暗殺者として頭角を現わしはじめ、自ら元メシュール国軍の特殊部隊を率いていた軍歴を明かすことで、その実力と名声が広く知れ渡るようになる。
2.黒衣を纏っていることから暴力組織や犯罪者の間では黒衣の暗殺者と呼ばれている。
その顔は常にフードで覆われており正確な人相は不明だが、複数の目撃者の証言を元に作成された似顔絵により、左右の頬に筋状の入れ墨があり、額には黒円の入れ墨があることが確認されている。
3.入れ墨の形状を元に調査したところ、呪術師連盟の関係者からとある流浪の呪術師のものと酷似しているとの証言を得る。
その男は黒界と呼ばれる呪術を用いる身元不明の呪術師で、額にある黒色の円は死界を意味し、左右の頬にある筋状の模様は死への導きを意味する陰影と思われる。
なお、流浪の呪術師が討伐対象者と同一人物であるかは不明。
4.暗殺に使用する武器は数種類に及び、殺害方法も刺殺、斬殺、撲殺、毒殺、病死や自殺を装った偽装殺人など様々で、殺害された被害者も政府要人、軍関係者、犯罪組織の幹部や構成員、貴族や商人、なかには某国で発生した連続猟奇殺人事件の犯人を殺害し、その遺体を処刑という形で晒し者にするなど、その犯行は多岐にわたり正確な犯罪件数は把握できていない。
5.犯行は複数の国家で確認されており、現在国際指名手配犯として国際刑事警察機構の最重要捜査対象に指定されている。
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