トバ湖の虹
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結局僕はアンドレを許すことも、裁くこともできなかった。トバ湖に架かったあの虹を眺めながら、僕はアンドレを裁きにかけるという近道ではなく、その想いをいつか書くという、遠回りの道を選ぶことを心に誓った。 そう、あれはかつて見たことのないほど大きく、美しい虹だった。
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