遺灰の苦みで覚えてる

この遺灰だけが、今の私を生へと繋ぎ止めている。枷でもあり、救いなのだ。

秋助

2分 (979文字)
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あらすじ

 おばさんがお墓を見つめている隙に、ビンの蓋を開けて中身を少し手に乗せる。左手の人差し指と親指で軽く摘んで、口の中に遺灰を微量、含ませる。舌が少しだけザラつく。  その時だけだ。どうしてか彼氏の全てを

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