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天からの告白
私は夢見がちな子供だったのでしょうか?
子供の頃、近所の公園で一人で遊ぶことが多かった私は、夕暮れ時にどこからともなく声が聞こえてくることがありました。
それは決まって空から。
それが不思議なこととは思ってもいなかったあの頃。
その日も、誰もいなくなった公園でブランコに乗って遊んでいました。
儚げな淡いブルーの青空にうっすらと赤く色づく、何とも趣のある夕焼け空。
ブランコを漕いでいた私の耳に、いつものように声が聞こえてきました。
でもその声は、はっきりとこう言ったのです。
「47才になったら迎えに行くよ」
その言葉が何を意味しているのかは分かりません。
ただ、あと数年すると47才になる私は
その時、この言葉の意味が分かるのでしょうか?
だから今、こうしてここに記しておくことにしました。
とんでもない幸運が訪れたなら――
どうか、皆さんで祝ってください。
そうでなければ……皆さんが承認です。
※基本的に実話ですが、一部フィクションです。
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