『〇』

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『〇』

36af9d0c-0489-4f82-8b2a-7bdf293ac4a2 リョウのもとにある日、差出人不明のメールが届いた。 「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○」 何のことやら分からない。 次の日も、その次の日も、同じメールが届いた。 リョウは鬱陶しくなり、思わず返信をした。 「うぜぇ!死ね」 すると、使っている携帯の機能で、その文章の不適切な単語に自動的に規制が入ったものが表示された。 『うぜぇ!○ね』 リョウは、自分がずっと呪われていたことに気づいた。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 意味は分かったかな? 「うぜぇ!死ね」という文章に規制が入って、 →「うぜぇ!○ね」 になった。 つまり、リョウに送られてきていた 「○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○」 というメールは、 「死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死死」 っていう内容のものだったってこと。
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