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「ルリちゃん、ちょっとだけ足借りるわね」
「ふえ」
もう指の一本も動かせない私の足を珀人さんが撫でまわしながら持ち上げる。これ以上何かされたら本当に死んでしまうと呼吸を整えながら、許しを請うように涙で歪んだ視線を向ければ、珀人さんの顔はほんのり赤くて呼吸が苦しそうだ。
ジジッとファスナーが開く音がして、珀人さんのズボンの前が開かれた。そこから顔を出したのは、赤くて太くて、まるで生き物みたいにぴくぴく跳ねている珀人さんの熱棒。本物を見るのは初めてて、怖くてえっちで目が離せない。
「な、にを」
今からそれで貫かれるのかと身構えていると、珀人さんは無言のままに私の足を掴んで、足裏に熱棒を強く押し付けた。
「ひっ」
足裏に触れる火傷しそうなほどの熱さに身体が強張る。そして私の足でまるでそれを扱くように一緒に握って上下される。熱棒の先端からぬるぬるとした液が溢れて足の裏が濡れていく感触がいやらしい。
「く、っ…つ」
切なげに珀人さんの眉根が寄る。綺麗な人がどんな顔をしていても綺麗だ。ぬるぬるとした柔らかい先端が土踏まずのあたりで擦れると、私まで変な気分になってしまう。
ぎゅうっと私の足を掴んでいた珀人さんの手に力がこもって、痛いほどに足先を握り込まれる。指の関節にめり込んでいた先端から、びゅるりと白濁した粘液が飛び出して、私の足を汚していく。その光景はびっくりする位に卑猥で目が離せない。
「ごめんね、すぐ綺麗にしてあげる」
心なしかすっきりした顔の珀人さんがタオルで私の足を丁寧に拭き上げる。絡み付いていた熱い体液が拭われていくのがなんだかちょっともったいない。
呆然としている私の服を珀人さんは優しい動きで整えて、シャツワンピのボタンをはずした時と同様に素早く止めていく。
「あ、あの」
もう終わりなの?と捨てられたような気分で珀人さんを見上げれば、珀人さんは困ったような顔をして私の頭を撫でた。
「そんなもの欲しそうな顔をしないの。こっちがどれだけ我慢していると思ってるの?もう1回イカせてあげようか?」
「ひえっ」
蠱惑的な顔で微笑まれると、さっきまでの行為を思い出してお腹の奥がきゅんと震えた。
「言ったでしょう?ハジメテがここなんて許せないって。待ってて、前に車を回してくるから」
「く、車!?」
「いいところに連れてってアゲル」
色っぽくウィンクをされると胸の奥がきゅうきゅう切なくなって、私は顔を赤くするしかできなかった。
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