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6-3
そうなの、作戦は出オチみたく失敗。
収容してくれるヘリに行き着くまでにうちの部隊、お友達もいた、……次々と腕を撃ち抜かれてしまったり、頭部や腹部などにくらってそのまま戦死してしまった子……。
無傷だったのはうちと数人ぐらいなもんだった。
そっか……とわたしは声になっていないような声で呟いた。
麻美は戦争を体験したんだ。
「それが今でも怖くて、フラッシュバックしたり夢も視ちゃう……」
──麻美、よく話せたね。それにわたしに真っ先に話してくれてありがとう。
「本当に怖かった……!」
わたしは席を立って、麻美の後ろへ回り込み、彼女のことを黙ってぎゅっと抱きしめた。
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