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翌日、美奈人は貴美を会社の屋上に呼び出した。貴美は「こっちから呼び出すつもりだったのに予定が狂ってしまった」と、思いながら屋上に出向くのであった。貴美は〈美奈人くんから呼び出された♡〉と璃音にメールで報告する。璃音は〈がんばれ、一ヶ月の成果がここで出るぞ〉と返信した。
そして、璃音は屋上の扉の裏でそっと二人を見守ることにした。
「貴美ちゃん、前フッといてなんだけど…… 俺と付き合ってくれね? 最近の貴美ちゃん、キレイになったし、明るいし俺の好みなんだ」
「はい、喜んで!」と貴美がキレイな笑顔で言う。
よし! まさかここまで上手くいくとは! 屋上の扉の裏で璃音はガッツポーズをした。
じゃ、二人共お幸せに。特に幼馴染の貴美には幸せになって欲しい。美奈人、親友として貴美を頼むぞ…… 二度と泣かせたりするんじゃないぞ!
二人の幸せを願いながら璃音はその場から去った。
おわり
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