お父さんの愛が止まらない!!

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   ***  数時間後。ようやく、待ちに待った昼食の時間となった。 「お、今日は手作り弁当ですか?」  一人でじっくりと喜びを噛みしめようと思っていたのに、後輩がひょっこりと後ろから覗き込んできたやがった。 「あぁ。娘が作ってくれたんだ」  後輩を闇に葬りたい衝動を抑え込んで、私は笑顔で応えた。 (こうなったら昼休み中、娘の自慢話に付き合わせてやる!!) 「え? 娘さんって、反抗期真っ只中って話でしたよね」 「あいつだって、たまには優しくしてくれるってことよ」 「見せてもらってもいいですか?」 「仕方ないな……見せるだけだぞ」  弁当箱の箱を、そっと開く。 「…………」 「…………」  やっぱ『ありがとう』でいいか!
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