プロローグ

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 生きてきた中で一番幸せな時間を過ごしていた。  四季の移り変わる自然さえも、自分に与えてくれたご褒美だと歩む足取りも軽やかな家族との散歩。  苦しみに耐えれる人に苦しみを与えると人は言う。  それがなぜ僕なのか?  何も分かってはいなかった。  何も知らずにいた。  それがどの様になるかなど知る由も無かった。  幸せの時の刻みは、果たして現実にあったのだろうか?  『いつかはこの僕も幸せになりたいと思うときがあるだろうか』  教えてくれ!                
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