僕はその言葉を聞くたびにニンマリ笑う

1/8
前へ
/8ページ
次へ
僕は恋をしている。彼女は僕にとって、世界で一番残酷な人だった。 彼女は会社の4年上の先輩で、ちっちゃくて、ふんわりと優しい空気を持つ、ちょっと天然が入ったかわいらしい女性。名前は高橋雪乃(たかはしゆきの)。僕は入社したときに一目ぼれしてしまった。そして、彼女が僕の教育係になった時には、世界は僕の味方だと思った。 なのに……なのに……! 
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加