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ダイエット2-7
帰りの電車では、亜子とちえみが海にいく日程について話し、はしゃいでいたが、春菜の耳には届かず生返事をしていた。
『じゃあ、また明日学校でね。』
二人と別れ、家に帰ると春菜はすぐに引き出しに仕舞われた先月行った身体測定の記録表を取り出した。
そこには身長155センチ 体重45キロと記載されており、標準的な体重であることが示されている。春菜自身自分が太ってると感じたことはなく、他人から言われたこともなかった。
しかし、おしゃれで可愛い水着を私だけが着られなかった。亜子もちえみも見た目からして細身だが、体重は何キロなんだろう。
小柄な亜子はともかく、自分より大分背の高いちえみも、もしかしたら自分よりも軽いのではないだろうか。。
春菜はしばらく記録表とにらめっこをしながらそんなことを考えていた。
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