「お父さん」 追悼

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3、 実家に到着 兄の車と、寝台車は、全然見えない。 私達2台は、連なって、まずは、無事に実家に着かなければならない。 こんな時に、事故したり、違反で捕まったり出来ないのでスピードも 控え目にした。それでも、こんな時に遭遇したりするものだ。 そんな不安をかかえながらであったが、無事に実家に着いた。 兄の車と寝台車は到着しており、父は、部屋に居た。 兄が葬儀社に連絡済で、寝台車が到着したときは、実家で待機していたのだ。 寝台車が着くと、葬儀社の方が父を運んでくれたのだった。 私達と入れ替わりで、寝台車は帰っていった。 葬儀社の担当は顔見知りで、母の時にも世話になった人だと 思う。 ふっくらした体型で、汗を拭きながらの対応を覚えている。 仮通夜の準備も整っている。 兄は、本通夜と葬儀の日程等を相談している。 私達は、父が寝ている布団の周りを囲んだ。 父は、いつもと変わらない。
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