「お父さん」 追悼

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5、いったん帰宅 通夜と葬儀の日程が決まった。 三日後だ。 私たち家族は、見舞いの予定で来たので、喪服・礼服は用意していない。 そんなの用意してきたら、縁起でもないと言われてしまう。 子供達も勤めがあるので、今日は 仮通夜を済ませたら、一旦引き上げる 事にした。 兄には、三日後の納棺に間に合うように実家に来る事を確認した。 通夜の日は、帰れないので、家族4人を泊めてもらうこともお願いした。 家は、二世帯になっているが、上下で10部屋は、あるかな。 なので、寝る所はありそうだ。 今日は、朝から、バタバタだった。 兄夫婦と妹に挨拶し、帰路についた。 花園インターから関越道にのり、練馬インターで降りた。 途中、来た時と同じように、三芳PAで休憩した。 妻の実家が、ここから20分位の所にあるのだが、22時を 回っている事もあり、立ち寄らないで帰ることにした。 環八は空いていた。 スムーズに流れているので、40分位で玉川I/Cに着いた。 そこから、乗ったら直ぐに川崎I/Cで降りて、雄太ションまでのマン 送った。 それから、また川崎I/Cにもどり、自宅に帰った。 まり絵は、明日休みなので私達と一緒に実家についてきた。 時計は23時半を回っていた。 順番に、さっと風呂に入り、簡単なつまみを用意して ビールを開けた。 「あ~、うまい。みんな ご苦労様」と、私は言った。 「お父さんこそ、運転お疲れ様でした」と二人に言われた。 色々あったのに、あっという間の一日だった。
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