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6、通夜と告別式
私は1親等なので、会社から一週間忌引き休暇がもらえる。
雄太とまり絵も、しっかりした会社の正社員のため、2親等血族だから、
3日はもらえるはずである。
二人共、会社で忌引き休暇を申請したと連絡があった。
そして、あっという間に、通夜の当日となった。
今回は、見舞いに行った時よりも1時間それぞれ遅くした。
15:00の出棺に間に合う時間でいいのだ。
でも、絶対遅れてはいけないので、充分時間は余裕を見ている。
当日は、見舞いに行った時と同じルートで、新羽のまり絵と川崎の雄太を
拾って246 → 環八 → 谷原交差点 → 練馬I/C → 三芳PA
→ 花園I/C だったが、今度は、半分 雄太に運転してもらい楽をした。
二日間、忙しいと思うので、体を休めておくのだ。
道路は、平日で渋滞もなく、昼食をはさんでも、設定した14:00に実家に
到着した。
随時、妹と妻はスマホで連絡を取っており、予定通り来ている事は、伝わっていた。
そして、時間に正確に15:00になると、葬儀社の担当は現れた。
実家では、隣組の方達がスタンバイしていた。
田舎では、ご近所さんの葬儀に対し、協力し合う仕組みが出来ているのだ。
その方達に手伝ってもらい、死に装束を父に纏わせ、棺に移した。
そして、棺は、実家から500m位離れた所にある斎場に運ばれた。
昔は、広い家なら、実家で葬儀を行っていたそうだが、最近は田舎でも
葬儀会館を頼むのが恒例になっているのだ。
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