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僕はそう思っていた。だけど僕はまだ、藤崎先輩の事が諦められない。
これは、僕が先輩への思いに蓋をして何日かたったある日。
何時も通りに朝、教室に向かった時の事だった。
何故か、廊下の掲示板に人だまりが出来ていた。
何故人だまりが出来ているのか気になり、なんとか中心まで行く。
その前には、1枚の学校新聞があった。
その新聞の題の部分には、こう書かれていた。
【藤崎様まさかの階段から墜落!? 記憶喪失に!?】
...え? き、記憶喪失? 藤崎先輩が!?
僕は信じられずに新聞を食い入るように見た。
【作日。放課後階段にて、藤崎様が三河様(藤崎様の彼氏)の親衛隊達と言い合いになり、親衛隊達が怒り藤崎様を突き落とした。親衛隊達は今現在謹慎しており、退学処分になる予....((省略】
そうか、藤崎先輩より、三河様の親衛隊の方が大きかったから、そこから反乱が....
僕が着いていれば...守れていれば...
僕は居ても立ってもいられず、気づいたら藤崎先輩のいる病院に向かっていた。
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