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天窓から工房に戻り切り株の椅子に座ると
室内を照らすランタンの橙色の灯りを頼りに
カミルは木製の作業机の上に夢原石を
慎重に並べ始めた。
「3…4…5…ざっと40個はあるな
さてどうしたものか…」
ここからが大変なのである。
流星に祈りを捧げた人間の願い事の中で
神様に聞いて貰えるものを選別しなければ
ならないのだから。
兎に角人間って生き物は
大きな勘違いをしている。
神様は基本的に人間の願いなんて
聞いてくれたりはしないのだ。
確かに森羅万象を司る力はあるのだが
それは人間が勝手に考えた妄想であり
願望なのだ。
大多数の神様は人間を下等生物だと思って
見下している…
助けてやろうなんて気は更々ない。
特に神様が嫌がるのは普段は信仰しないのに
お祀りや行事の時だけお願いする様な連中だ。
そういう輩の願い事なんて
鐚一文聞こうとしない。
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