ゲイ風俗の店内でわんこ攻めと俺様受けが泣きながらする話

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ゲイ風俗の店内でわんこ攻めと俺様受けが泣きながらする話

「あっ、先輩のナカ…、きもち、イイ…」 大きく腰を突き上げるとキュッと締まるので、僕は慌てた。 「だめだよ、先輩、そんなに締めないで…あっ、辛い?泣いてるけど」 「う、うるさいっ!」 「僕を救ってくれるんでしょ?じゃもっと気持ちよくさせてください」 *** どうしてこうなった。 よく漫画とかである、風俗の子が元クラスメイトの女の子だったとか。 まさか自分がそんな目に合うなんて。しかも自分が勤めてるゲイ風俗でそんなことが起きるなんて! 憧れの、吉村先輩が僕の目の前にいる。 「…やっぱり赤木、だよな?」 「お、お久しぶりッス…」 *** 高校のサッカー部のキャプテンだった吉村先輩は、そりゃあ女子はともかく、男子にもモテた。 カッコよくて、頭もいい。媚びない性格の俺様。口は悪いが男気のある性格。 そして僕はラッキーなことに、同じ大学にたまたますすんだ。…いや、ホントは一緒の大学に行きたくて猛勉強したんだけど。 大学でも俺様な口調が直らず、たまにトラブルを起こしているところを数回見た。だけどその後は悪い話を聞かない。 僕にとってのスーパーアイドル。 だけど、卒業して就職してしまえばもう僕は先輩を追えなくなった。 先輩が大学を卒業した日、僕はサヨナラを心の中で呟いた。先輩をネタにした一人エッチも卒業したよ。 あれから5年。ようやく日常から吉村先輩の姿が消えつつあるのに、何で、今、ここで!! *** 僕が勤務してるゲイ風俗はいわゆる男性向けマッサージ店。疲れを癒すマッサージももちろん出来るけど、途中でムラムラしたらソッチに変更できるよ、といったものだ。 たいていの売り専門の子はネコが多く、お客さんもタチが多いんだけど僕はタチの売り専。ネコをしたい少数派のお客さんに重宝されてるんだ。 いわゆる「ワンコ系の可愛らしい顔」の僕(店長曰く)は、ネコだと思われることが多く、勘違いするお客さんも結構いて、正直困ってる。 店内にある顔写真いりのパネルに、ちゃんと僕はタチだって書いてあるのに! 僕は入れたい方なんだってーの! まさに今日の最初のお客さんが「それ」で僕は仕方なくネコになったけど…。   そりゃ、気持ちいいけどさ。 やさぐれてた僕に、入店の連絡が入った。 『コウキ、もういけるか?』 店長の連絡にオッケーと答え、僕は部屋を綺麗にして次のお客さんが部屋に入ってくるのを待っていた。 そうして入ってきたお客さんが…、吉村先輩だったんだ。 「なんでこんなとこにいるんだ?」 見ればわかるでしょ、とよっぽど言いたかった。だけど僕はどうしたら良いか分からなくて俯いてたら… 「お前、ゲイだったのかよ?そんな可愛い顔して!」 「へ…?」 「分かったぞ、お前、家計のためにこんないかがわしいバイトしてんだな!」 ああ、そういえば吉村先輩…いつも早とちりする人だったな… だけどこれを利用しない手はない!  「そっ、そうなんです!実はこんなことしかできなくて!!ホントはこんなことしたくないんですっ」 どさくさに紛れて、先輩の手を取ってギュッと握った。ゴツゴツした手があったかい。 「そうだろう、お前はこんなことしないよな!分かった、俺が救ってやる!」 「ホントに?僕を救ってくれますか?!」 僕は先輩に抱きつき、泣き真似をしながらキスをした。 「じゃあ早速、救ってください!」 *** 「ああッ…、やっ、そんなに強く…ッ」 憧れの先輩がいま、僕の下でよがってる。甘い声も、涙も僕が出させてるんだ。そう思うとさらに疼いてしまう。 「ひァッ、なに大きく、してんだよ!」 「ねぇ、先輩。なんでここ来たの?…っ、ちゃんと僕のとこ、タチって書いてあったでしょ…先輩、ネコちゃんなの?」 「うぁっ、ああっ」 頭を左右に振りながら相変わらず泣いている。僕はその涙を舐めた。そして耳元でささやいた。 「ね、先輩。僕が先輩どんだけ、好きだったか。知ってる?…ねぇ」 とろんと惚けた目で先輩は僕をみる。大好きだったその顔を手でさする。 「僕…嬉しい、です…ッ!」 愛しくて思い切り、突いてやった。気がつくと僕も、泣いていた。 「う、うあああ、イイ…っ、あっ、もぉ…イク…!」 ビクン!と身体をのけぞり、吉村先輩も僕も絶頂に達した。 *** 「泣きながらセックスなんて、初めてです」 「俺もだよ」 ピロートークもそこそこ、吉村先輩は帰り支度を始める。これで終わりなのかな。 「あの、さ。これからもお前を助けに来たいんだけど」 背中を向けたまま、吉村先輩がそう言った。耳たぶが真っ赤になってる。 「うん。救いに来てください!」 背後から抱きつくと、ゆっくりこっちを見て吉村先輩は笑った。 「これからも俺が救ってやるからな」 【了】
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