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支払いをしようと席を立った柊の隣に急に寄って来たキミは、何かを思い出したかのように駆け寄ると、支払終えた柊は外で話そうと外に向かって指差した。
「実は私も知りたい事が有るんです。一つだけ柊さんなら知っているかと」
「何の話かは全く分からないけど、話を聞くだけなら聞きましょうか」
そう言われ、外に出た二人は邪魔になら無いように駐車場の隅で話しの続きをする事にした。二人は食べすぎたと少し苦しそうに壁にもたれかかった。
「これだったら店でなきゃ良かったかな。椅子に座った方が楽だったし」
「大丈夫です。話はすぐに終わりますので」
キミは坂本での一件で気になっていた事が有ったが、ジョーはあの時のことを何も答えてはくれない。キミにとってあの日の出来事を聞ける唯一の人間が柊でも有った。
「一つだけずっと気になっていたんです。何故坂本さんは私達を呼んだんでしょうか?自ら悪い事を暴露するかのように」
「、、、、、、、、、、。これは、私の推測でしかないけど。彼はもしかすると本当に助けて欲しかったのかも知れないわね。自分の罪を償ってでもあの日、アナタ達に助けを求めたかったのかも知れないから」
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