3・再会、そして

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 私と雨音(あまね)は、固く手を繋ぎ。  静けさがまとわりつく森の中を、前へ、前へと歩く。  私達が歩いている間にも。  天の川のように、星は降り続ける。  死者の命が、夜空を駆ける。 「天音(あまね)。覚えてる?  小さい頃、僕に言ったよね。『おほしさまになるなら、あまねといっしょがいい』って」 「うん。だって、生まれる前から一緒なんだもん。星になる(死ぬ)時も、一緒じゃないとおかしいでしょ。私は、雨音(あまね)とずっと一緒がいい」 「天音(あまね)は、変わらないね」  ズルリと、雨音(あまね)の手が抜ける。  私は振り返ろうとして───自分の手が、雨音(あまね)と繋いでいた手が。  真っ赤な真っ赤な血に染まっている事に、気がついた。 「あ」  まね、と叫ぼうとした唇が。  自分のものでない唇で、塞がれる。
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