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「9回表、2アウトランナー2塁。同点に追い付いたフライヤーズ、同点打を放ちました杉屋が2塁ベース上。
マウンド上ピッチャー岸田投げました!アウトコース、スライダーだ! 泳いだバッティングになりました! ファースト後方だ!長身シェパードが後ろ向きでジャンプ!!
捕れません!! コーチャー回す!コーチャー回す!ランナー杉屋が3塁を回る!! セカンドの守谷が回り込んで………バックホームだ!! ……間に合わないー!!杉屋ヘッドスライディングでホームイン! フライヤーズ勝ち越し、フライヤーズ勝ち越しです!」
嘘だろ………。全部打ち取った当たりやん。
そんな気持ちで唖然としているのは俺だけはない。
なんなんだ、これは。どうなっているんだ。
そんなざわめきがスタンド中に蔓延する。それはもう喜ぶフライヤーズさんサイドと同じくらいの。
その後、キッシーがなんとか三振に仕留めて9回表の攻撃を終わらせるも、強力な相手クローザーの前に、うちの下位打線がワン、ツー、スリー。つまり3者凡退。逆転負け。
11連敗。
そして、次の日も負けた。
2日連続でソーダアイスの当たり棒は引いたんですがねえ。
ええ、スタメン復帰から、2日連続の猛打賞でありました。
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