65人が本棚に入れています
本棚に追加
海の底に2つの影が落ちていきます。
いえ、深く深く海の底へ向かっていってました。手を互いの身体に絡ませて、そこにある新しい未来へ。
「ねぇ、あんたちょっと悪魔として自覚したほうが良いんじゃない?」
「え?酷いな。脚を2本もあげたでしょ?」
「人魚の尾びれをあの娘にやるなんて……わざとでしょ?副作用のある薬をやって、金持ちに行き先を教えて、捕まえさせて……。はじめから…」
銀髪の少女が言葉を詰まらせる。
「そう……はじめから『君に脚をあげる』為の長い長いお芝居さ」
そうニヤリと笑い遠くの空へ目を向けました。
海の向こうでは赤い太陽が夕闇を引いて沈んで行く所です。夜が辺りに満ちていきました。
と言うことで、気になっていた人魚くんのラストを描いて今年は終わりです(*´艸`*)
前から決めていたんですけど、絵が……。
ちょっと人魚くん、日焼けしちゃった(;´Д`)
雪翅さんとのお話でできた妄想でした。
有り難い!!
いつもイラストしか描いてなかったんですけど、物語を考えると何倍も楽しいことを教えてもらいました。
一応ちゃんと今年中に最後までお話として載せられて良かったです(*´艸`*)
![adbb26d6-36e3-45c4-ae02-b36fbce257f2](https://img.estar.jp/public/user_upload/adbb26d6-36e3-45c4-ae02-b36fbce257f2.jpg?width=800&format=jpg)
最初のコメントを投稿しよう!