優花side

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もっと話したかったのにー! でも、私にしては上出来。 優花は、トイレに立つと、鏡で改めて自分の顔を見た。 うん。 三か月前は鏡を見るのも嫌だったのに。 今は、ニマニマ気持ち悪い顔はしているものの、随分肌のキレイになった自分が映っている。 大丈夫。 次はもっと勇気を出せそう。 もっと、たくさん話してみよう。 そして、いつかもっと自分に自信が持てるようになったら…… 箕島さんに、この気持ちを伝えるんだ! 「よし!」 優花はそんな決意を胸に、鏡の前で小さく拳を掲げた。
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