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「わぁ!あの、ごめんなさい!すいません、私なんかが……。
あの、もっとちゃんと肌がキレイになったら、告白やり直しさせてください!
すいませんでした!」
そのまま、優花は事務所を出て行ってしまった。
「え……?」
肌が、キレイにって……?
!
そこで隼人は、ようやく三カ月前に自分が言ったセリフを思い出した。
食堂でランチをしている時に、慎也に「お前どんなコがタイプなんだよ?」と聞かれたことあった。
その時、「オレ窓口広いから誰でも大丈夫だけどな~。あえて言うなら、肌のキレイな子かな」と答えたのだ。
そういえばあの時、佐々木さんが横に座っていたような……
てことは、え?
オレのために美肌になろうとしてくれてるってこと?
「何それ、めっちゃかわいいじゃん……」
隼人は、今まで経験したことのないくらいの愛おしさが、胸に広がるのを感じていた。
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