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何か知ってそうな婆さんは寝室の窓の外を指差した。そっちには山しかない。
「そこの山ん中さ行くとさいがそこに紡神様の社ある。山さそうましいもんでわっち昨日そこ行ったんや」
婆さんはアタシ達に昨日の出来事と暁を終わらせられる可能性を教えてくれた。自分たちのことは自分たちで解決しろってことかよ。
アタシと天衣は新岳家の人達にお礼を言って、山へと向かう。天衣はまだ休んでいた方が良さそうだけど、止められそうに無かったし、私も止める気はなかった。
私が、全部終わらせてやる。美姫のためにも、他のヤツらのためにも。そして、暁のためにもな。
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