星空One man live

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 ここまでされたら仕方ない。  観念して謎の来客者の向かいのソファーに座った。 「リーダーさん、ブルーくんこちらが説明をしたうちの妹の桃です。高校生ですが、今はいろいろあって学校を休んでまして、その間少しだけお手伝いさせてやってほしいです。」  お兄ちゃんの様子を見ていると、どうやら腕を組み話を聞くヒーロースーツのおっさんがリーダー。  人の話すら聞いていなさそうにもくもとお菓子を頬張る青いボールがブルー。  そう呼んでいるみたい。  本名のわけはないだろうけど……  そもそも私はお兄ちゃんの仕事すらよくわからない。  ……リーダーっておっさんの恰好を見るとヒーローショーか何かをやっているのかなと思うのだけど……。 「ふむ。状況はなんとなく把握した!」  まだ理解ができてない私をよそに深く頷いたおっさんは、いきなり立ち上がり私に手を差し出してきた。 「初めまして、私は君のお兄さんの会社で働くリーダーだ!桃くん……いや、ピンク!よろしく頼む!」  ……ぴ、ピンク?  いきなり、変なあだ名をつけられているし。  意味が分からない。  もしかして、このブルーというのもこの仕事においての名前とか??  考えているとだんだん頭が痛くなってくる。 「ちょ!何勝手に話を進めているのよ!受けるなんて一言も言っていなし!そもそも何の仕事をしているか分からないし!ピンクって何よ!」  立ち上がり、そう言った私をおっさんはポカーンと口を開けて私の方を見ている。  あちら側も聞いていた話と違うという顔だ。
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