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創作活動~ネーミング編~
エブリスタ内でも時々話題になっている様に見受けられる“ネーミング問題”。皆さんやっぱり悩まれるのだろうか?
ネーミングといえば、登場キャラクターの名前は勿論、国や地域の名前、魔法や技の名前、武器やアイテムの名前、組織名や二つ名なんてものもある。物語のタイトルもそうだといってもいいだろう。
“名前を考えるのは得意だから大好き♪”という人もおれば、“名前を考えるのは本当に駄目。苦痛”という人もいるのでは?
はたまた、“考えつくけどこれはセンスがあるのか? ないのか?”と悩む人もいると思う。
最強なのは“わしがえいと思ったらこれでえんじゃい!”と貫くこと。あおじがわりとこのタイプ。
まず、あおじが自分の小説のキャラクターに名前をつける時に守っていることは、“現実には絶対にいない名前をつける”ということ。
こうやって自分の作品を多くの人の目が触れる可能性の高い所に放つのだから、ありがちな名前をつけてもし同姓同名の方に発見されたらと思うと誠に申し訳なくなる。いや、自意識過剰の自覚はあるんだがね?!
まぁ昨今、ぎょっ! とする様な名前の方が現実にも多いのだが。自分の10個下の名前が既に読めないもん。
あおじの名前なんて、漢字2文字で、2文字目は“子”だぜ? もう“子”なんてつけないんじゃないの?? うちの同級生だいたい“子”だった。
自分の名前を説明する際の「花子です。花はお花の花の字で、子は子どもの子です」安定の“子どもの子”という説明!! 言い飽きたわ! むしろもうなんか「子は普通の子です」で伝わるよね。
中学の時に英語の授業で自分の名前を英語にして発表しましょうってのがあり、ほとんどの女子が「~~child」で終わった。
話がそれまくった。よくあること。
現実には絶対にいない名前をつけることを念頭においたら、あおじはわりとさくさくトンデモネームを量産出来る輩。
語呂やリズムのみを大切にするタイプで、漢字とかは何かカッケーのをつける。中二病かな?
時たま、難読な動物、植物、地名やらを検索しつつ、まんま難読名字をまとめてるサイトを見ることもある。
外国人系の名前はよく分からんので、欧米の姓名辞典みたいなサイトを使う。まぁ、外国人が見たら爆笑必至の名前になっているだろうが……許せサ○ケ。
あおじのいつもの友人が、「このキャラクターに名前をつけるなら何がいいと思う?」と昔言ってきたことがあった。とりあえずキャラクターの性別やら性格を聞くと、“勝ち気で少々わがままなお姉さんキャラクター”とのこと。
あおじはなんとなく、そういう女キャラの名前には“ラ行”が似合うと思って、「“レ”とか……ああ、“リ”もいいな。うん、“レ”か“リ”の入った名前がいいかな」と答えたら……。「うん、分かった。レカリィーさんにするね♪」決定。……ほう。
ついでに、学校で習いたての“慣性の法則”という言葉を使いたくて、列車でとある駅に停止? 出発? する時に「うおっ! 体ガクってなった(笑) 今の慣性の法則!」とあおじが言い放ったところ、その友人は「あ、それいいね。男の子キャラの名前はカンセー君にするね。名字はこの駅の名前」……ほう!
こういう風にさらっと決められるのも才能だと思った。その友人は創作活動は一切してないけど。
あおじの作品である『雪解』に登場するキャラクターはこの友人が原作なので、彼女が名前をつけたのだが……。
まぁ、絶対に誰も気がついてないと思うが“大和コヒミ”という名前は、邪馬台国の女王である卑弥呼の名前の順番を変えたものであり、名字は邪馬台国大和説から由来。
“奈良ヨイ”もだいたい同じ感じで、卑弥呼の娘で後継である台与という名前の順番を変えたもので、大和を現代の県名に直すと奈良県なので採用というシンプルなもの。
登場人物の名前以外でいうと、あおじの書く話には先ほど挙げた、国や地域の名前、魔法や技の名前、武器やアイテムの名前、組織名や二つ名というのはほぼない。
これは、うん。難しいからだよね。キャラクターの名前をつけるより数百、数千、数万倍難しいのでありがちな感じになるし、実際にあるものをまんま採用することもある。
拙作である『創作三国志長編』では、名前や地名などを考えなくてもよかったので、武器名とか考えて時々思い出した様に文中にだしてる。もうほんとイタイタしい……。
またあおじは『恋姫無双シリーズ』という三国志の武将をにょた化したゲームとアニメが好きなのだが、この作品では名前とは別に、心許した相手だけが呼べるという“真名”というオリジナル設定があった。
例えば関羽ちゃんなら、「我が名は関羽、字は雲長、真名は愛紗といいます」的な。
あおじが三国志系の創作を始めた時に周りの友達が“三国志ってなに? 登場人物多すぎ。名前が覚えきれない”ということと、『恋姫無双』をあおじがまぢリスペクトしていたこともありこの真名制度をパクらせて頂いていた。仲間内だけでね、公開はしてないからセーフセーフ!
まぁ、今連載中の『創作三国志長編』もこの真名を使っていた所は直したつもりだが……直しきれてない所があるかもね。
あと、あおじがもう本当の本当に苦手で、誰かに丸投げしたい程辛いネーミングは“作品タイトル”。
タイトルは作品の名前。そして作品の顔、読者を引き付ける為に大切な要素。重要過ぎて荷が重い。
素朴な疑問なのだが、物語の内容よりも作品タイトルの方を先に思いつく人は一体どれだけいるのだろうか?
タイトルだけでも苦しいあおじなのに、章タイトルまで考え始めた時は自分で自分を苦しめ過ぎだろうドMかよと本気で思う。
タイトルをちゃんと物語中で回収出来てる人は本当に好き。感動する。
最後のオチで凄絶な感じでタイトルを回収する人も本当に好き。感激する。前者も後者もかっこよ過ぎて惚れてまうやろ。
タイトルもキャラクターの名前も、作者の趣味を満載にしつつも、読者に親しんで、覚えてもらえるように考えるのがいいと思う。
……が、“現実には絶対にいない名前をつけること”を信条としているあおじ的には読んでくれている方がキャラクターの名前とかを間違えていると、“計画通り(ニヤリ)”となるのだ。
おわり!
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