刀剣話~龍馬の佩刀編~

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刀剣話~龍馬の佩刀編~

とうらぶ非公式用語で“初期刀”というものがある。※読みが“しょきがたな”なのか“しょきとう”なのかは不明。 チュートリアル中にプレイヤーが選べる最初の1振(1人)のことで、5振(5人)のキャラクターの中から選べる。 とうらぶを始めた最初の頃なんて刀剣知識が今よりももっとなかったので、 「相棒となるキャラクターなのだから顔と性格で選ぼう!(適当だが真理)」 てな感じで、消去法の末に選ばれたのが“陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)”、通称“むっちゃん”。 この後あおじは「こいつ前向き過ぎてツラい。夢と希望に溢れすぎてて陰の者であるあおじには荷が重い。声がでかいし専用BGMがうるさっ!」とか思いつつも、むっちゃん大好きに。 ちなみに、つぶやきでも書いた友人が“勝てない”と思っているキャラクターがむっちゃんである。 どうやら陸奥守吉行という刀は坂本龍馬の佩刀であり、龍馬が自分の兄ちゃんに「武士が国の為に頑張っちゅう時は、必ず先祖伝来の宝刀などを分け与えるもんやき坂本家の家宝である刀をちょうだいや」という手紙を書いて本当にもらったものらしい。 ちなみに土佐弁は、あおじがこんな感じじゃね? と思ったテキトー&雰囲気である上に、手紙なので方言は使われていないと思う。 龍馬が暗殺された時に佩かれていたのがこの陸奥守吉行で、鞘で敵の攻撃を受け止めたとかなんとか。 龍馬が亡くなった後は甥だかに渡され、時代は巡り今は京都国立博物館へと。 あおじはむっちゃんのモデルとなった刀、陸奥守吉行を京博で2度見たことがあり、特に印象に残る刀であったと思う。初期刀(相棒)フィルターとか言わない。 この刀は火災の影響で形が変形して、研ぎ直されたことにより刀身に反りと刃文がなくなって、鞘も焼失したらしい。 なので、陸奥守吉行を見た時の感想は 「超真っ直ぐ」 これ、多分皆思う。 あおじ的にはむっちゃんは真っ直ぐな性格なのでありだと思った。こじつけにも程がある。 陸奥守吉行を何度も見に戻ってしまうあおじを(他の方の迷惑にならないように後ろから見たよ★背が高くてよかったと初めて思った)、友人は呆れていたが、何とも離れがたかった。 ちなみに、この友人。あんなにあおじに呆れていたクセに、京博から藤森(ふじのもり)神社に行って“鶴丸国永(つるまるくになが)”という刀の写し(端的に言うとコピー)を見た時には、 「今日からこの宝物庫に住む。さっきは馬鹿にしてごめん」 と言い放ちやがった。 いや、いいんだ。あおじの気持ちが分かればそれでいいのさ。 良し悪しは分からないが、刀の魔力ってのは本当にあると思う。 早く気軽に展示に行ける様になれますようにと願うあおじでした。 おわり!
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