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いっぽめ。
ジリリリリ…
―――夢か。
カーテンから差し込む光が目に痛い。昨日夜更かしをしたせいだろう。
しかも、また懐かしい夢ーいや、もはや妄想かもーを、見た。
コレのせいかな。
枕元にある写真集は、満天の星空が表紙だ。
5年前のペルセウス流星群の写真もある――たった今まで目の前に広がっていたあの日の空を、どこかで誰かが撮った写真だ。
緊張で眠れず、リラックスしようと久しぶりに開いたはずの写真集が、余計な記憶まで引っ張り出したようだった。あの、色素が少し薄い髪。
もう一度浮かんできた光景に浸りそうになってハッとする。
「今日から新しい職場…!!」
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