アイキルユー

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日常というのは、いとも容易く壊せる。 変化の無い平凡な道をいつものリズムで歩む時。 鋭き銀が放つ負の感情が、私の身体を空洞にし貫く。 五臓の心から滴り落ちる深紅の何かが地面を這う。 眼前の光景が次第に薄れ、生が失われていく。 暗転。 それは意識の終幕を告げる瞬間。
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