プロローグ 相棒と自警団と Part1

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プロローグ 相棒と自警団と Part1

俺らのチームは俺ともう一人の女の子が最年長者でその子が幼なじみで腐れ縁の中城友梨と親友の高杉龍だ。 一応最低人数で組んでいる。 今は、スカベンジング中なので二手に分かれているが俺らと田中兄妹を合わせてチームだ。 俺は海外の相棒と連絡をしていた 龍「幸兄さん、じゃあそっちでは何不自由なく過ごしているってことかい?こっちにも物資とか送って欲しいよ。」 幸一「龍、そっちの災害派遣隊は自衛隊だろ?ウチラは民間軍事会社はまず御得意様の国から復興が先だ」 龍「それって日本を見捨てるってこと?」 幸一「見捨てるってわけじゃない、そっちの政府側が自分らで対処するって主張して来たからな。」 龍「そんなの...」 幸一「とにかく、お前、*PA(パワーアーマー)有ったろ、あれはどうした?」 龍「自宅にある、あるけど、友梨の分が無いから付けられない」 幸一「は?お前、何を言っている。死にたいのか?」 龍「友梨の分のPAを届けて欲しい」 幸一「その友梨って子は女の子か?」 龍「うん」 幸一「はぁー、女性は*X-03だって言ってあるよな?」 龍「...」 幸一「お前らが隠しているPAは*X-01LAだってことはわかっているよな?」 龍「うん」 幸一「ちょっと待ってろ、美緒と芳佳がそっちに派遣されても良いって言って来たぞ、良かったな」 美緒「龍、聞こえるか?」 龍「美緒姉、聞こえるよ」 芳佳「龍お兄ちゃん、聞こえる?」 龍「ああ、聞こえるよ、芳佳」 美緒「私は*X-03EXを装備してそっち向かう。 龍用に*X-04-2Aと友梨って子にX-03を持っていく良いなそれで」 龍「文句無しだよ美緒姉」 美緒「幸兄が指定した場所は私達の住まいだったあの高級マンションだ。分かったか?龍。」 龍「了解だよ、姉さん。ここに来るまで何日ぐらい掛かる?」 美緒「二日は掛かる」 龍「わかった」 俺はスマホを切った 龍「二日か、自前でなんとかしないと」 友梨「龍〜、貴方が言ってた廃材を持って来たわよ。それで友人さんから支援は来るの?」 友梨は俺の前に有りったけ集めていたんだろうリアカーを引いて来た 友梨「ここに止めて置くわね」 龍「おー、悪りぃ」 友梨「んでこんな廃材で何を作るの?」 龍「生存を高める廃材アーマーだよ」 友梨「廃材アーマー?」 龍「益々このアーマーの需要が増えて来たからな」 友梨「私は、もう必要ないかしら」 龍「そうだな、俺たちが使う武器を持ってきてくれる」 友梨「了解〜」 そう言うと彼女は歩いて武器を取りに行った 俺はアーマー製作を始める。 最初に取り掛かったのは下半身からだ。 数十分して彼女と武器支給係がやってきた。 武器支給係「龍君、何をしているんだい?」 龍「ああ、山崎さん」 山崎「ああ、副団長からの依頼をこなしているんだね、そう言うことなら分かったよ。」 彼は自己解決して元いたところから俺の武器を取りに行った。 友梨「なんで下半身からスタートしているの?」 龍「何かと下半身には需要性があるんだよ」 友梨「裁縫なら得意だけど手伝おうか?」 龍「マジ?」 友梨「うん、他に手伝うことないんだもん」 龍「じゃあ、友梨には自分のアーマー製作をして欲しい。少しずつで良いから」 友梨「どういう風に作れば良いかわからないよ〜」 龍「友梨に取って便利な物を付け足せば良いから」 俺と友梨が作業している中に山崎さんが戻ってきた 山崎「持ってきたよ、あと修理班が直せなかったホルスターとかも貰ってきた。自由に加工して良いって。」 龍「山崎さん、ありがとうございます。その後ろの子達は?」 山崎「この子達は、興味本意で付いてきた子とやることなくて屯っていたこと達を連れきた。あと副団長からの伝言ね」 龍「伝言ですか?」 武器支給係「友人からの支援はどうだった?」 龍「ああ、二日掛かるそうです」 武器支給係「了解。」 武器支給係は子供達を置いてまたきた道を戻って行った。 女の子A「ねぇ、お兄ちゃん、何をしているの?」 龍「君、名前は?」 亜由「私、亜由」 龍「亜由ちゃん、あそこの子達を仕切れる?」 亜由「うん」 龍「じゃあ、あの廃材を綺麗に並べて欲しい」 亜由「わかった」 屯っていた少し不良達も俺の所に集まってきた 不良A「俺ら暇なんだけどさ、何すれば良いの?」 龍「こん中でいつも仕切っている奴は?」 不良C「俺っす」 龍「今、女子達が廃材を並べ替えしているんだけどさ、君達が変わってやれ」 不良C「了解っす」 龍「名前は?」 拓哉「拓哉」 龍「じゃあ任せたぜ」 拓哉達は廃材へと向かって行った。 交代で亜由達が戻って来た。 亜由「お兄ちゃんー、アイツらがー」 龍「良いんだよ、それで」 亜由「じゃあ私達はー?」 龍「君達はあれか探索とか狩猟とかした事ない感じか....黒板とチョークを補給班に聞いて来て欲しい、俺の名前を出せば探してくれるよ」 亜由「わかった!、みんないくよ」 亜由達は補給班へと急行した。 ◆PA 通称パワーアーマーの総称でもあります。 Xシリーズが事の始まりでもありました。 元々Xシリーズは災害救助用のパワードスーツとして開発されたのですが、コストがかかりすぎると蔑まれ、人命救助用の逆パターンで生まれたのがこの戦闘用パワーアーマーになってしまったのでした。 ◆X-01LA 龍君が隠し持っていた、X-01LAはX-01シリーズの派生型で通常の01よりも装甲が薄く機動性に優れています。 ◆X-03 X-03は女性用に開発されたPAで装甲値は01とほぼ同じです。 派生型としてEXなどがありこれは特殊作戦用に開発されたPA ◆X-04 Xシリーズ最新量産モデルで01よりも余分なコスト面をカットしたモデルでドローンでの輸送が出来る用になったモデルです。 龍君に届けるX-04-02Aはアサルトエージェント用に開発されたモデルです。 ■高杉 龍(20歳/男性) 都市部にある大学に通っていた現役大学生 独身、彼女持ちの経験有り、付き合い歴5年 幼馴染の中城友梨と出会ったのが15歳の時 元工作員兼諜報員の経験を持つ 幼少期高杉家は中東に転勤していたのだが テロに巻き込まれ龍のご両親はテロ組織に人質され、龍はご両親を助ける為自ら少年兵に志願し、両親の救助のチャンスを待つのだが、そのチャンスは来ることは無かった。 絶望しきっていた彼に天からの救済のチャンスが到来する。 齋藤幸一との出会いだった。 当時幸一はアメリカ特殊作戦軍所属の「ゴースト」と呼ばれる部隊に所属しており、少数精鋭部隊で行動していた時に出会った。 龍はその時から少年兵→諜報員となったのだった。 幸一が一度本国に帰国する際にも龍はついて行き10歳にして生まれ故郷の日本に帰ってきたのだった。 ■中城 友梨(20歳/女性) 独身、彼氏持ちの経験有り、付き合い歴10年 幼馴染の高杉龍と出会ったのは10歳の頃から 龍の壮大な経験を知ることになるのは幸一と出会ってからである。 ■桶中 亜由(10歳/女性) 独身、彼氏持ち経験無し コミュニティチーム「ダイバーズ」の適正試験を落とされた哀れな女の子 幼少期、実の父親から性的暴行を受けて育つ 母親からはネグレクトを受け一時期祖父母に預けられたりと彼女の口からあまり話してくれない為、ここから先は不明
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