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アスカ「それで2階は?」
龍「一通り片付けて後は掃除するだけ」
アスカ「じゃあこのお家もセーフハウスになるんだね?」
龍「ああ、後は胞子を駆除するだけで良いから」
アスカ「あ、それだけしか残ってないのね、流石龍兄」
龍「それでアイツは?」
アスカ「発信源は...ここから北の...自然公園に入ったみたい」
龍「じゃあ遠ざかってくれた訳か...良かった」
アスカ「良かったね」
龍「ああ」
アスカ「そういえばアイツって倒せるの?」
龍「兄貴が言うには簡単に仕留められるらしい」
アスカ「簡単?危険度⭐︎4〜5の相手を?」
龍「兄貴いわくヘッショで良いそうだ」
アスカ「幸兄も簡単に言ってくれるわね」
龍「アイツってさ何か撒いてた?」
アスカ「うんちがチラホラかしら」
龍「まずいな...」
アスカ「どうして?月日が経てば風化するでしょ?」
龍「兄貴いわく、ブレバーが落とした排泄物は新たなブレバー生む種なんだと...」
アスカ「え?どう言う事?あの排泄物からブレバーが生えてくるってこと?」
龍「なんだそのホラーは...女性感染者がそれを摂取して進化するらしいぞ?」
アスカ「進化?」(ポ○モンじゃ無いんだから...)
龍「三階建てや屋根裏がある所には狙撃手を置きたいな...今は友梨しかいないが...それでその排泄物は固形か?液体か?」
アスカ「龍兄?なんでそこ気にしするの?」
龍「え?重要だからだけど?」
アスカ「本当?」
龍「固形だとさっき言った奴で、液体だとそこから胞子の苗が生まれる程度だ」
アスカ「龍兄がヘンタイじゃなくて良かったわ...私の空き缶を拾ったって事は視力があるって事?」
龍「ある程度は回復しているらしい...兄貴があっちで色々実験、検証したって言ってたよ。“相手を知るなら生態から”」
アスカ「動物の生態系の話みたいじゃない...そういえば龍兄の目的地ってここなの?」
龍「いや、本当はもっと先だ...この先の登り坂を超えた所にレストランがあるレストランの向かい側には自転車店と洋服店が目的地だ」
アスカ「確か来た道よね?色んな所にお店があったけど...もしかして全部セーフしようとしてる?」
龍「いや、全部では無い。最終目的は自転車店だ」
アスカ「自転車があれば移動も楽だもんね」
龍「移動速度も格段に上がる。タイムロスが減る訳だ。だが今回はこの屋敷のセーフ化先だ」
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