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渇望する未来に手を伸ばし続けた。
届かない思いに、何度も打ちひしがられた。
それでもやりたいことへの思いを胸に私は自分を奮い立たせる。
幼少の頃に夢見た、純粋な思いに突き動かされるように。
細い糸のような弱々しい光明だけども、私にはすがるものがなかった。
その先に、人生で最高の瞬間が訪れることを信じて、ただただ追い求める。
その姿を周囲の人は笑うだろう、嘲るだろう。そんなことはもう私には耳に入ってこなかった。
だって、夢を追いかけなければ人は生きていけないのだもの。
夢で自分の人生を誤魔化してやらなければ、本当は無意味な時間の流れだなんて信じたくないんだ。
この世界を作った創造主は、人々の夢を集めて何をする気なのか。
夢で酔っ払った人々は今日も華々しく散ってゆく。
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