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恐る恐る玄関に入る寧々。
ガチャ、鍵してないの?!
死体とかないよね…。
もう行くしかない!
「す、すみません・・・おじゃまします。
編集者の早乙女から原稿受け取りにきました・・・。いらっしゃいますか?」
・・・・
案の定返答なし
そしてこの部屋
何がなんでも散らかりすぎーーーーー!!
カップラーメンやコンビニのビニールぶくろ
書籍がちらばり
異臭漂ってた
「こ、これは大変。さすがの高級マンションでもこの状態でいられでもしたら虫も湧いちゃう。
更にタバコくさいし」
靴を恐る恐る脱ぎ
ハンカチを鼻にあて入る
なんか泥棒の気分
そして鍵が開いてることに不審感が湧く
「あのー」
廊下には誰もいないし、リビングかな?
リビングの扉をあけた
ガチャ
「あの・・・・えっ?!」
ここは戦場?
リビングまでも人の住めるような場所ではなく
ものが散乱している
ふとみると、一人のかわいらしい女性がうつぶせで倒れていた。これはまさかの殺人事件・・・?!
「あの・・・すみません。大丈夫ですか?
宮下さんです?」
『・・・うぅ・・・あっ』
「うなってるし、目の隈がすごい。でも、よかった・・・生きていて。ふぅ
あ、原稿ありますか?」
すると、一気に意識がもどり
『私は先生じゃありません!先生は書籍にいますから・・・もうこんなところきません!それでは・・・』
バタバタと洋服もそろえることなく立ち去った
ん?・・・直也!助けて!どういう状況?!
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