序章

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序章

足柄(ありがり)の 土肥(とひ)河内(かふち)に ()づる湯の 世にもたよらに 子ろが言はなくに」 (万葉集 巻十四 詠み人知らず) この和歌は、足柄の土肥(現在の神奈川県湯河原(ゆがわら)町)に湧き出る湯の揺らぐ様を、恋人の揺れる心にたとえた恋の歌、といわれている。(諸説あり)
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